かつて会社勤めをしていた頃の上司が、奈良の室生で作陶と古民家カフェをしています。
当時の同僚たちと一緒に時々お邪魔しているのですが、
美しい環境、ゆったり流れる時間、そして何よりその温かなお人柄に、訪れるたびに癒され心洗われる気持ちになります。

地域の陶芸のお仲間と一緒に年に一度登り窯の窯焚きをされています。
窯も皆さんの手作りなんです。
いつか窯焚きを見に行ってみたい!とずっと興味津々だったのですが、今年初めてお手伝いに参加させていただきました。

私がお手伝いさせていただいたのは、3日3晩の焼成の最後の夜です。
1,250度位に上がっている炉内温度を保てるように、様子を見ながら朝まで徹夜で薪を入れ続けます。
薪も、山で赤松を伐採し1年かけて準備されているそうです。

登り窯では、窯の中で薪の灰が器に降り掛かり、高温で溶けて自然釉の作品が焼きあがるのです。
温度の上がり方、保ち方が焼きあがりに影響するので、薪入れによる温度管理は重要です。
1年間皆さんが作りためた作品の窯焚きという一大事、私が足を引っ張ってはいけないと緊張もしながら、教わりながらお手伝いさせていただきました。
作品の詰め方も炎の流れ方に影響するそうです。

今回は、30年くらいの窯焚きの中でも最高に順調だったそうです。
夏ごろ遊びに行った際にロクロで作ったお椀も、今回の登り窯に入れてもらっています。
朝ドラのスカーレットでキミちゃんが作っていたのと同じ穴窯なので、初心者の私のお椀も美しい緋色の素敵な器に焼きあがるかも♡

パチパチと薪のはじける音を聞き、友人たちと語り合う時間も楽しく、夜通しの窯焚きを終えて迎えた朝の景色がとても美しく、本当にとても良い経験をさせていただきました。

窯のある山からカフェに戻ると、カフェを営む娘さんが仮眠用のお部屋とお布団を用意していてくれ、仮眠から起きると温かなおでんや飲み物、そのあとは近くの温泉へ連れて行ってくださり、いつも温かなお心遣いとおもてなしにも本当に癒されるのです。

1週間後に窯をあけるそうです。
窯で高温で焼成する陶芸だけれど、日頃私が行っている焼成とは全く違う世界。
とても興味深く、刺激的な経験でした。
また参加したいなぁと思います。

関係の皆さまに心から感謝♡

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